代表あいさつ

こんにちは。
リボンの会代表の鈴木こころと申します。

代表といってもえらいわけではありません。
しいて言えば、“言いだしっぺ”でしょうか(^^)。
現在は、会の世話役をしています。

そもそもなぜリボンの会を始めたかというと、
昔、わたしの周りに同じ症状を抱えている仲間がいなかったからです。
今、症状は落ちついていますが、わたしもかつては、摂食障害のひどい症状や、とんでもない孤独感に悩まされてきました。その頃はまだ、「摂食障害」というものが、あまり世の中に知られていなかった時代です。

ひとりでいるのはつらい、孤独は耐え難い。苦しい…。
どうしたら良くなるのか、楽になれるのかを知りたい。先輩がほしい。
同じ悩みや、やりきれない思いを分かち合える仲間がほしい。
その仲間たちと、あたたかい人間関係を築いていきたい…。

そう思い、わたしは生まれ育った町で、小さな会を始めました。
でも、それはうまくいかず、すぐにつぶれてしまいました。

それから5年たち、わたしにもう一度、自助グループを始める機会がやってきました。
平成16年の日本女性会議。愛媛県の松山市で開催されることになり、わたしはそのプレイベントで、体験談を発表する機会を頂いたのです。
それから、多くの方からの励ましと支援をもとに、再び自助グループをはじめました。
そして生まれたのが「リボンの会」です。

今年(平成30年)で15年目になりますが、毎月、幅広い年齢層の方々が自由に集まり、 摂食障害への思いや悩み、将来の希望を語り合えるようになりました。
イキイキと活動する仲間や先輩も増えてきました。

そのリボンの会には、3つの思いが込められています。

まず、リボンの会(自助グループ)自体には、けっして摂食障害を治す力を持っていません。ですが、自分自身が持つ、回復への力を引き出すきっかけになると思っています。
先輩から後輩へ、また仲間たちが、それぞれに経験したこと、思ったことを分かち合い、「いつか抜けるだろう今の苦しい状況」をじっと受け入れる、あたたかい場にしていこうと考えています。

次に、リボンの会の「リボン」には、「仲間とつながろう、社会とつながろう」という意味がこめられています。
症状がひどくなると、社会とつながること、人と交わることが、おっくうになったり、怖くつらい時もあるでしょう。そんな孤独な時に一番ほしいものは、うわべだけでない、心からのあたたかさだと思います。
わたしたちは、あたたかい人間関係に基づいた、優しさのつながりを作っていきたいと考えています。

そして、リボンの会は、みんなの安心していられる居場所…
人によっては「止まり木」や「心のよりどころ」になってほしいと思っています。
わたしたちは、皆それぞれに自分にとって希望する人生や、目指していることを持っています。今は見つからなくても、症状の奥に隠れている、キラキラと輝く目標がきっとあるのだと思います。
それに向かって歩んでいく中で、時に休んだり、励まされたりする場であってほしいと考えています。

『摂食障害者は、現代社会の息苦しさをいち早くキャッチする能力がある「カナリア」 である』という表現があります。

みんなが、苦しさの向こう側にある、キラキラの星を見つけられますように…☆

色々と書きましたが、わたしたちはお互いを認めあえる自助グループとして、ゆっくり、しっかり、時にはしぶとく(笑)歩んでいきたいと考えています。

これからも、みなさまのご協力、ご支援、ご指導いただければ、ありがたく存じます。

鈴木こころ

平成30年4月