307CC試乗記

話題沸騰中の307CCを試乗してきた。試乗車はBL札幌南が用意していただいた「プレミアムAVN」である。カラーはアルミナム・グレーで内装色はヒュージョン(て読むのかな?)である。黒と赤のツートンは206CCと同じだが、ダッシュボード上も赤の皮となっているあたり、高級感を出すために差別化が計られている。
内装関係で目を引くのは、ホワイトメーターとアルミ製(かな?)のペダルである。やはり、クーペっぽい雰囲気を出すためにスポーティさを強調しているのであろう。

実際に乗り込んで運転してみる。一言でいうと“速い”。エンジンは307の2,000CCと変わらないはずだが、ATのセッティングが違っているのか全く異なった感覚である。また、ハンドリングについてもユルさがなくきびきびとした感触であり、一連の307シリーズとは明らかに異なる仕様であると感じた。視覚的なものも多分にあるのかもしれないが、おなじ307を標榜してもやはり“別物”なのであろうか。ここら辺は206CCに試乗したときには感じなかったので、307CCはプジョーとしてはかなり力を入れた車種なのであろう。ボディの剛性感も申し分なく、ドライビングの楽しさを味わうには十分な車であり、さすがクーペを標榜するだけの事はある造りと言えよう。

さて、個人的には“買い”の車であるが、問題はグレードであろう。やはりオープンであるからには「見せる」事を念頭に置く。シートはツートンカラーの“FUSION”が一番好きだ。ただ、内装については、シンプルレザーの黒1色で十分と思う。ここら辺りから考えると、一番下のグレードで十分かな。ダッシュボード上がカラーレザーとなるのは、果たして受け入れられるのだろうか?私個人は不要と思うのだが・・・・・。



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