307SW(その2)

307へ乗り換えてから約3ヶ月が過ぎた。気候の関係もあって遠出を控えていることもあり、いまだに走行距離は500キロ強と、おおよそ北海道らしくない数字ではあるが、まずは感想を述べてみようと思う。


感想その1・・・・ジェントル
・非常に静かでゆったりとした乗り心地。エンジン音はほとんど社内には入ってこないので、国産3,000ccクラスの静粛性があると感じる。前車306とは対照的なその乗り心地は最初はとまどいがあったが、徐々に慣れてくるとなかなか好感がある。シートも硬いと思ってきたが、この乗り心地と足回りからすると、あえて軟らかくする必要はなくベストマッチに近いと感じる。306Bとは新車価格でたったの10万円の差だったのに・・・・やはり技術の進歩は相当なものですね。

感想その2・・・・広い
・さすが3ナンバーというべきか。この部分は前車と比較しては可哀相な部分であるが、非常にルーミーな空間である。フロントガラスの処理も今風であるし、頭上のスペースもかなり広くなっていて、窮屈さはまったく感じられない。306はタイト感が売りであったと思うので、これまた対照的な味付けといったところか。


いまのところ特筆すべき感想はこの2点であろう。とにかくいろいろな意味で進化している。ただ、あまり306とは比較したくない。カテゴリーが違うと以前は考えていたが、最近はこう感じている。「コンセプトが異なっている」と。“306とは対照的な”とコメントしたが、考え方が全くといっていいほど異なっていると感じるのである。考え方に基づいて味付けされた結果は、当然異なってくるのであり、これは“あたりまえ”なのである。よって比較しても意味がないと思えるのである。
307に乗ってみて痛烈に感じた方向性は“万人が操ることを楽しめる”車というところでしょうか。プジョーはこれまで玄人受けする車が多かったと思います。これがある意味で“味”となっていたと思うのですが、新しいコンセプトは玄人だけでなく全ての人に楽しんでもらうことを明確に表現してきたと思います。
ようやく春が近づきつつある北海道、本格的なドライビング・インプレは夏タイヤに履き替えてからですが、この基本コンセプトに基づいたインプレを心がけていきたいと思います。


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