・307SW初車検〜代車306に想うこと


3年目を迎えた我が307SW。ついに車検となった。走行距離は約1万2千キロと全く距離が伸びていない。結果として、オイル関係とグリスアップ、エアコン関係のニオイが酷いのでボーレンフィルター交換といった費用のほかは所定の料金のみ。これにリサイクル料をプラスして17万円弱の出費であった。

ただ、以前からする“金属が擦れるような”音の原因究明をお願いしたところ、どうやらエキマニ近辺から音が出ているとのこと。ガラガラ音ではないのだが、無償で交換してくれるとの事でお願いした。この金属音には当初より悩みのタネであったが、たまにしか出ない音なので、そのままにしていたものであった。
これにプラスしてスタッドレスタイヤへの交換をお願い。検査でタイヤの脱着をすることから手数料は無料でやっていただいた。

で、代車をお願いしていたので、何が来るかとおもえば“306スタイル”であった。懐かしい車である。ディーラーである「プジョー札幌南」からの帰道の運転で久々に味わう306の感覚は、やっぱり「いいなー、コレ」というものであった。
車はN5の前期型。ZFのATを登載したヤツでエンジンは1,800CCのSOHCであった。私の前車であるブレイクは2,000CCのDOHCだったので、動力性能はやや劣るのであろうが、カタログ上の数字を感じさせないほど活発でトルクフルなエンジンであった。特に出だしの部分は307の比ではない。当初307に乗り始めた時に感じた“モッサリ”感を改めて実感。「フレンチスモール=品のよさ」を感じさせつつも「ライトでスポーティ」な車として、306は本当に良い車だと思った。これに対抗できる車は、やはりルノーのルーテシア、シトロエンのクサラあたりであろうか。イタ車のアルファはやや高価であろうし、ドイツのゴルフやオペルあたりでは、品のよさはあってもライト感は感じないであろう。

ただ、同じプジョーでも206では同じようには感じない。やや格下の印象があるし、同じ6世代とは言え実際には「新世代プジョー」の最初の型式であることは、乗ってみると明らかなのである。一番感じるのが“足回り”と“剛性”。とてもしっかりした車であるとの印象は持つが、同時に独特の“ユルさ”があった前世代とは明らかに違う味付けなのである。306、406など6世代がとても懐かしく感じた3日間であった。新しい世代の車は、いい意味でのユルさは無いが、それは一般大衆車にも高級車なみの安全性を必要とする「品質向上策」の結果なのであろう。車についての「ユーロ・スタンダード」は、明らかにドイツが基本となったように思う。が、プジョーの407やシトロエンのC6を見ると、ドイツ車の並みのゴツさを内面に秘めつつもフレンチっぽい雰囲気が漂う車に仕上がっており、今後のフランス車の方向性を垣間見ることが出来るように思う。

車検が終って307SWに乗ったときは、306のタイト感が一層感じられた。ドライバーとして考えれば306のほうが絶対に楽しい車であろう。ただ、家族を乗せるなら307のほうが空間に余裕があってよいですね。また、インテリアの質感も圧倒的に307に軍配が上がります。ウチの奥さんに言わせると、ATのインジゲーターが無くて不親切な車だそうです。AL4になってインジゲーターは付いたのですが、その分ATそのものの信頼性が・・・・・難しいものですね(笑)。

次の乗り換えまであと2年。そろそろ次の車も考えなければいけない時期である。今のところ207SWが出てくるのを待っているが、旧世代の406Bを中古で買って最後まで乗りつぶすことも候補としてある。ただ、ここ北海道にいてもあまり距離が伸びない現状では、もっと小さな車(1007)でもいいのかなーと思ったり、なかなか考えが纏まらない。まだ2年あるのでゆっくり考えたいですね。その前に我が307SWをもっと使ってあちこち遊びに行かなければ。

@代車306スタイル            A207SWの画像(想像モノですが)  


















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