1007試乗記


3月に販売が開始された1007に試乗してきた。発表フェアをやっているので試乗車もあるとのことで、新しいATの使い心地も試してみたかった。
で、いつものBL札幌南に足を運ぶ。まずは、店内にある2台の1007とご対面。1.4のマオリグリーンと1.6のタコマイエロー。どちらもいい色である。














両者の外観上の大きな違いは、ヘッドライトとサイドモール。個人的に、プジョーの同色バンパーはきらいなので、1.4の外観の方が好感が持てる。
シートに座ってみたが、硬さはまずまず。206以降の硬さから変化はない。個人的にはもう少し軟らかいのがプジョーらしいと思うが、たぶん古いイメージを引きずっているだけであろう。室内はルーミー。ヘッドクリアランスは十二分にあって非常に広く感じる。横幅も結構ある(3ナンバーです)ので、余計に広く感じる。質感は非常によい。1シリーズではあるが、206より格段に進歩している。1.4といえば最下層ラインのはずだが、しっかり創りこんでいるので感心した。
ちょっと面白いのがルームミラーの上についたサブミラー。後席の子供の状況を確認できるようにしてあるとのこと。小さな子供を持つ親としては、なかなか良い機能であると感じた。




←このミラーです。なかなか良いと思いますよ。







続いて試乗してみる。試乗車は1.4と1.6で二種類あったが、1.4に試乗してみることとした。やはり、1,4で十分なのかを見極めてみたかったからである。
オートモードで乗り出してみる。車体が小さく軽いこともあって、加速は十分である。各ギヤの繋がりも良好であり、街中を走るのはこれで十分と感じた。マニュアルモードでパドルシフトを操作してみた。最初はしっくり来なかったが、慣れれば結構楽しい機能である。ただ、アクセルを踏んだままでの変速はなんとなくしっくり来なかった。もともとマニュアル乗りなので、変速時はアクセルを緩めたほうがいいように思った。でも、たぶんどっちでもいいんだろう。
クリープ現象がないことと、坂道発進ではアクセルを踏まないと後ろに下がるのは、ATで慣れた人にはとまどうかもしれないが、運転しているうちに慣れていくと思う。
短時間の試乗であったので、高速走行までは体験できなかったが、車幅が広いことから見て安定感はまずまずであろうと思われる。




これが試乗車です。ナンバーはお決まりの「1007」。赤色の方はオプションのサンルーフ付でした。








総合的に評価すると、なかなかよい車であると言えるだろう。ヨーロピアンスモールは総じて“おしゃれ”であるが、この車もモチロンそんな感じがプンプンである。予算的にも手頃であるし、ウチの次の車にしてもいいように思った(307SWからの乗り換えには、いささか勇気がいるかな?)。
ただ、カミさん曰く「3ドアは後席が乗りにくいからいやだ」とのこと。いまやすっかり子供と二人で後席に乗っているからなー。でも、いいかげん子供も大きくなってきたし、そろそろ助手席でもいいんでないの?
プジョーの傾向として、新車種は発表してしばらくはトラブルが多いであろうから、我が307の乗り換え時期である3年後あたりなら、丁度熟成してきた頃合ではないだろうか。ひじょーに気になる車の出現であることを、記録しておこう(笑)。




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