これまでの愛器たち(用具編)

スキーの道具を自分で購入しはじめたのは大学生になってからです。スキーブーム華やかな頃でしたが、ウェアには目もくれず板とブーツだけに金を掛けてました。「足前で勝負!!」を合言葉に日夜技術の向上に励んできた私の相棒ともいえる道具たちを紹介します。


1.スキー板

@ヤマハAR303(190p)ビィンディング:チロリア

初めて買った板はコイツです。初級から中級向けの板でした。チロリアのビンディングとセットで購入してました。色は白。パラレルとかウェーデルンとか(もう死語になってますが・・・)はこの板で習得しました。板の返りとかはほとんど無く、初級者にはとても扱いやすい板だったと思います。
ヤマハスキー・・・・・いつか日本製の板を使った日本人がワールドカップで表彰台に上ることを期待していた私としては、ヤマハはその最右翼だったのですが・・・・。残念ながら撤退してしまいましたね。でも、ヤマハの板がオリンピックで金メダルを取ったことで技術力の高さを証明した訳ですので、復活を期待しています。


AエランCOMPREX−Se(195p)ビィンディング:チロリア

この板はあのステンマルクが履いていたものですね。ちょうど志賀高原のW−CUPを見に行ったこともあり、エランについては気になっていたのですが、比較的乗りやすいという話を聞き購入に踏み切った板です。SL用ですがロングターンでも安定しており、オールマイティに使える良い板でした。この板は私に「板の返り」を教えてくれました。ターンの“切れ”とか“走り”についてを探求するようになり、ますますスキーにのめり込んでいくことになった訳です。
エラン・・・・一時期ヤバかったようですが、今は安定して名器を世に送り出していますね。



BロシニョールオープンXP(195p)ビィンディング:チロリア

ロシニョール・・・・・もともとはこのメーカーは好きではありませんでした。理由は「みんなが履いている」からです。レースシーンでもロシがほとんど独壇場だったこともあり、いい板だということは解っていましたが、やはり購入する気にはなれないメーカーでした。
この板は、たまたま神田スキー街に出掛けたときに安売りしているのを見かけたものです。当時は社会人となって休日スキーばかりとなってしまったため、混雑したゲレンデでの滑走がメインとなってしまいました。そこで、レース志向の板ではなくコンフォートタイプの板を欲しいと思うようになりました(レース用は力もいるので疲れますし・・・)。で、コイツを見た瞬間「これにしよう」と即決したものです。板の返りもほどほどにあり、気持ちよく滑ることが出来ました。本当にとても乗りやすい板でした。
ロシニョール・・・・いまでもサロモンと人気を二分するビッグメーカーですね。





Cダイナスターアソート(190p)ビィンディング:サロモン

アソートといえば、モーグル用モデルとして数々の偉業を成し遂げた名器中の名器ですが、私の使用していたのは「スペリオール」ではない方のモデルです。当時のSLモデルをベースにしたものです。
ダイナスターといえば、当時はマークジラルデリやオーモット、岡部哲也がレースシーンでは活躍していましたし、デモではコブの名手、渡部三郎が履いていました。なかなかいいメーカーであるとの話を聞いて以来購入の機会を狙っていたのですが、社会人になって数年が経ち体力に若干の衰えを感じ始めていた事から「軽い」板の購入を考えていたところに、この板が非常に軽いことを知り購入に踏み切りました。
この板はとにかく“軽い”。板の返りも強く「跳ねる」ような板でしたが、軽さが全てを補ってくれる最高の板でした。トップが柔らか過ぎて硬いバーンではバタつく感じがありましたが、センターからテールにかけての食いつきと抜けは抜群でした。4年ほど使用していましたが、北海道へ転勤となり北海道のスキー場を滑るようになると、ショートターンよりもロングターンで滑る機会が多くなったことと、カービングを意識して滑るようになったことから、トップの食いつきが弱いこの板は買い換えることにしましたが、今でもとても愛着のある板です。
ダイナスター・・・・ディナスターと名前が変わった(もともとはこうだったのかな?)が、今でも一番好きなメーカーです。


DロシニョールRNX(188p)ビィンディング:マーカー  ※写真ナシ

今のカービングスキーの先駆けとなった、サイドカーブを絞って登場したスキーです。シェラネバタでの世界選手権に焦点を合わせて開発されたスキーですね。大回りターンでは抜群の切れと走りが体感できましたし、ショートターンでも落差を取ることで“弧”を感じて滑ることができました。GSモデルの中では比較的クイックに反応する板であったと思います。
ただ、やはり最上級モデルということもあり、板に乗るポジションはシビアでしたね。特に後傾になるとウンともスンともいってくれませんでしたし、加重や抜重のタイミングや方向もホントにシビアでした。逆に上手く乗れたときは本当に“すばらしい”反応をする板で、自分の滑りを再確認するいい機会を得ることが出来たと思います。



EダイナスターアソートスペリオールSKID(185p)ビィンディング:マーカー

二機目のダイナスターです。スキッドとありますが、トップもしっかりしていてカービングもスキッディングも両方こなせるとてもいい板です。操作性も抜群でダイナスターの自信作とも言えるモデルでしょう。



FダイナスターアーティストCV(165cm)ビンディング:ロシニョール

新しく購入した“カービング”スキーです。とにかくイイです。何もしなくても曲がってくれるし、モチロン攻める滑りもズラしてすべるのも可能な、万能の板と言えるでしょう。当然、短い分振り易くギャップも楽勝でこなせる頼もしいヤツです。当分の間、お世話になる板なので大事にしていきたいですね。





2.ブーツ

@ノルディカ997

丁度リアエントリー全盛だった頃に購入。何かの本に「ブーツは良いものを」と書いてあったのでいろいろと調整ができるヤツを探したら結局一番高いものになってしまいました。でも、やはり足首のホールド感はイマイチでしたね。
当時のリアエントリーといえばノルディカとサロモンが二台巨頭でしたが、今はリアブーツなんで全然作っていませんね。所詮、私もメーカーに踊らされた消費者の一人というところでしょうか。


Aゲン(機種名:不明)

シンプルなバックルブーツが一番良いことを再認識したので、前年度モデルが格安で出ていたのを購入。確か横浜のビクトリアだったと思う(当時はスカイビルにあったんだよねー。今は丸井になってしまったけど・・・・)。
本当にシンプルだったけど、その分軽くて使いやすかったですね。ただ、ソールとかは交換しましたけど。
ブーツは日本のメーカーが日本人の足をよく研究していて履きやすいと感じているのは私だけかな?



BヤマハRS−08(だったと思う。たしか“サクシード”とかいうコンフォート系のもの)

国産ブーツの第二号です。これは神田スキー街の中の店(どこだったかは忘れた)で購入。本当は“ラング”を買おうと思っていたのですがどうしても足に合わずに(くるぶしが当たって数分で拒絶反応を起こしてしまいました)、足の形に合うものを薦められたのがコイツです。リアの補強材が後傾になりがちな滑りを矯正してくれ、長時間使用しても疲れない良いブーツでした。





CレグザムZF−97

国産ブーツの第三号です。“レグザム”は「W−CUPを戦えるブーツを作ろう」と旗揚げしたメーカーです。この壮大な野望を聞いて以来、結構気になっていたメーカーで、野沢の技術戦あたりでも外国人選手が履き、高い評価を得ていました。
コイツを購入するときは、実は「ライケル」を買おうと思っていました。が、札幌のICI石井スポーツ狸小路店に行ったところ、店長から「このメーカー知ってる?」と薦められ、あれよあれよという間に意気投合し購入したものです。
足首からふくらはぎにかけてのホールド感も良く、私の足にはマッチしていると思います。


さて、つぎはどこのメーカーかな?



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